小太りな鳩のはてなブログ

エンジニアだけど3DCGとか映像にも興味がある鳩

【Blender2.82】Node Presetsアドオンを使ってノードの管理を楽に!

どうも。小太りです!

最近体調を壊してしまい…。寝込んだり色々あり更新できなかった…。

でも今は、なんとか回復に向かっています(´・ω・`)

最近私が気になっていることは

劇場版SHIROBAKOが公開日間近なのととBlender2.82がリリースされたことですね。

劇場版SHIROBAKOは明日2020年2月29日に公開です!

shirobako-movie.com

絶対見に行くぅぅぅ!!!!

Blender2.82について

あ、Blender2.82がリリースされましたね!!

物理シュミレーションやUDIM対応といったいろいろな機能がリリースされてるらしいですが、まだ触りきれてないです。

そんな中、今回はBlender2.82で追加された新しい標準アドオンである【Node Presets】を触ってみたので雑感程度にまとめました。

Node Presets とは

docs.blender.org

このアドオンを入れると次のようなことができます。

特定ディレクトリ(任意指定)に入っている.blendファイル内のShaderグループを読み込めます。

よく使うShader設定などはまとめて入れておくと便利だと思います。

今回のロードマップ

①アドオンのインストール

ディレクトリの指定

③サンプルShaderを作る

④新しいファイルでサンプルShaderを読み込んで見る

①アドオンのインストール

アドオンをインストールします。

上部ツールバーから編集→プリファレンスを選択。

出てきたメニューのアドオンから【Node preset】を検索してチェックを入れます。

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Shaderメニューにて、【Template】というメニューが出ていたらインストール完了です。

ディレクトリの指定

アドオンメニュにて、詳細を表示しディレクトリを指定してください。

f:id:kobutorihato:20200228003733p:plain

指定したディレクトリにShaderをまとめたBlenderファイルを作っていきます。

③サンプルShaderを作る

さて、ここからShaderのサンプルを作っていきましょう。

今回はただのテクスチャを読み込んだだけのノードを作っていきます。

f:id:kobutorihato:20200228004239p:plain

グループ化

テクスチャを作り終わったら、グループを作成します。

必要なノードを選択しグループ化を行います。

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全体的に緑色の画面になりましたでしょうか?

グループを作成すると、選択してグループのファイルのみを編集できる画面になります。

Tabキーを押すと1つのノードにまとめられていることがわかると思います。

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名前の設定

ノードを選択し、そのノードに名前をつけてあげます。今回は【Test】という名前にしました。

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これで設定は完了です。

④新しいファイルでサンプルShaderを読み込んで見る

新しいBlenderファイルを作りましょう。

新規で開いて、立方体を作ります。今回はこの立方体に先程作った【Test】ノードを当て込みます。

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当て込もうとするもエラー?あれ?

早速Shaderメニューから、【Template】を選択してみます。

中を見てみると、先程作った【Test】という項目が追加されています!!

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やったぜ!これでノードの使い回しができるぜヒャッハー

っと意気揚々に選択するとエラーが出ます。

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落ち込まないでください。私も同じ壁に陥りました←

これはノードツリー(マテリアル)がないだけなので作成してみましょう。

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来ましたね!!!!!(`・ω・´)

いらないノードの削除

今回は、【Test】ノードの中にマテリアル出力を入れてしまっているので、そのままでは出力されないです。

先程追加したノードを削除して見ましょう。

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( ´ ▽ ` )ノできたーーーー

もう少し突っ込んだ使い方

サンプルの作り方ですが、もう少し突っ込んだ作り方をしてみましょう。

実はこのグループ、プログラミングで言う【関数】に近い働きができます。

【入力】→【関数で加工】→【出力】

汎用的なノード(同一処理を加えるなど)を行う場合はとても便利な機能になります。

テクスチャのみを指定して出力を渡す。

使い方としては、グループを作る際にさきほど何もしなかった【グループ入力】と【グループ出力】を設定するだけです。

例えば、テクスチャの情報のみを設定し、マッピングなどは個々で変えたい・・・等の場合

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こういうのを作ってグループ化します。

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【Test02】と名前をつけます。

その後、blenderファイルを設定したディレクトリに保存します。

新規ファイルを作成して立方体を作り、先程のノードを当ててみます。

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座標とマッピング、マテリアル出力を外に出した状態で各ノードをつないでいきます。

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このように共通部分をまとめることで作業効率を上げることもできるアドオンだと思いました。

使ってみた感想

使い回せるノードや、よく使うノードセットをまとめることで作業効率をあげれますし、Gitなどを使用してBlenderファイルを管理することで処理などを統一するときに便利なのではないでしょうか。 まだまだ使い込んでないですが、今後も使い方次第ではものすごく便利なアドオンだと思いました。

みなさんもぜひ使ってみてください!!

ではまた( ´ ▽ ` )ノ